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Image by Milad Fakurian

パシオン(オドリドリ♂★)

  • 301milk
  • 5月18日
  • 読了時間: 8分

更新日:5月19日



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俺の名前?パシオン。 ん〜…俺、他人の顔と名前おぼえんの苦手なんだよな。 だから次会った時覚えてる自信ねーんだけど…悪気はねえんだ。 だからあんたも俺の事忘れてても全然文句言わね〜からさ。そこんとこ。よろしく。




🕺概要:

エスコーラ(ウェーニバル♀)の恋人。彼女のことを、幼い頃からずっと想い続けてきた。
王族に舞を献上してきた、由緒ある一族の生まれ。 しかしその家系は、エスコーラの一族と長きにわたって「どちらが王に舞を献上するか」をめぐって争ってきた因縁の相手でもあった。
そんな歴史があったにも関わらず——まるで運命や血筋に逆らうかのように、パシオンは幼い頃から、誰よりも努力を惜しまずに前へ進み続けるエスコーラの姿に心を奪われていった。 自分にはない強さ、気高さを持つ彼女を、いつしか眩しく感じるようになったのだ。
誰よりも近くで、彼女を見つめてきた。誰よりも理解しているという自負もあった。 だからこそ、満を持して求婚した日、エスコーラに拒絶されたとき——その事実は、彼の心に深く重く突き刺さった。


🕺プロフィール:
名前
パシオン(オドリドリ♂★)
一人称
「俺」
出身地
パルデア地方ボウルタウン
身長
161cm
性格
図太い
個性
昼寝をよくする
特性
おどりこ
趣味
昼寝/エスコーラとおしゃべり
好き
エスコーラ /昼寝
嫌い
努力/ルール/束縛
特技
本当は何でもこなせる天才肌
愛称
パシオン/ダーリン/ぱっしー



🕺性格:
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努力やルール、束縛を嫌う、自由奔放な性格。 いつもやる気がなさそうで、日がな一日、昼寝をしている姿が目立つ。
だが実は、何をやらせてもそつなくこなす天才肌。 ただし、普段の気の抜けた態度からは、とてもそうは思えない。 間延びした口調で話し、ゆるい態度に拍車をかけている。
踊りに由緒ある一族に生まれながら、「血筋だからって従うのは面倒くさい」と、幼い頃から反抗ばかり。 それでも一度踊らせれば、一族すら言葉を失うほどの腕前を見せつける。
好きなものを見つけた時の情熱は、驚くほど一途で激しい。 彼にとって、その情熱を注ぐ対象は「踊り」ではなかった。――それは、エスコーラだった。


🕺気になる人向け:
オドリドリ族について:
アローラ地方で繁栄している種族を祖とする、独特な進化を遂げたポケモン――オドリドリ族。 この種族の最大の特徴は、四種類の特殊な花の蜜を吸うことで、姿形だけでなく、タイプや使える技まで変化するという特異な能力にある。
パルデア地方に生息するオドリドリ族の多くは、中でも「めらめらスタイル」を好む傾向が強い。 それは、パルデアに古くから伝わる情熱の舞・フラメンコと、愛をテーマとしたショートスタイルとの相性が非常に良いためだとされている。
以下に、各スタイルの特徴を記す。 --- ❤️ めらめらスタイル(炎タイプ)
・紅の蜜を吸うことで変化するスタイル。パシオンが主にこの姿で行動している。
・華麗なステップとともに激しい炎を操る、情熱の舞。 ・踊りに夢中になるあまり、誤った指示や失敗に激昂してしまうこともあり、感情の起伏が激しい“激情型”の個体が多い。 ・観客の心を強く惹きつけるカリスマ性を持つ。 --- 💛 ぱちぱちスタイル(電気タイプ)
・山吹色の蜜を吸った姿。明るく陽気な性格が特徴。
・快活でリズミカルなダンスにより、周囲を自然と笑顔にさせる力を持つ。 ・落ち込んでいる人を見ると放っておけず、励ましの舞を披露することも。 ・高電圧の電気を操り、敵に対しては感電させる技を使用する。 ---

🩷 ふらふらスタイル(エスパータイプ)
・薄桃色の蜜を吸った姿。アローラ地方ではこのスタイルが一般的。
・ゆったりとした腰の動きで相手を魅了し、心までとろけさせる。 ・マイペースな性格で、自分のリズムを崩すことなく淡々と踊る。 ・健康促進にも効果があるとされ、ダンス教室の講師に選ばれることが多いのもこのスタイルのオドリドリ。 --- 💜 まいまいスタイル(ゴーストタイプ)
・紫の蜜を吸うことで変化する、最も神秘的なスタイル。
・雅で幻想的な舞は、観る者を現実から切り離し、異界へと誘う力を持つ。 ・死者の魂を呼び寄せることもできるため、降霊や呪術に通じた個体も多く、各地でシャーマンとして活動する者も存在する。 ・その舞はジョウトに伝わる伝統舞踊に酷似しており、しばしばコラボレーションが行われることもある。 --- それぞれのスタイルが持つ個性と特性は、地域文化や歴史と深く結びついており、オドリドリという種族の魅力を一層際立たせている。 パルデア地方におけるオドリドリ族の歴史は古く、かつて王が治めていた時代にまで遡る。 その昔、王に舞を献上することで一族は栄華を極め、舞を通じて王家との深い関わりを築いてきた。 そして一族を治める「当主」は、血筋ではなく――“踊りのうまさ”によって選ばれるという、他には見られない独自の伝統が今も息づいている。
王がいなくなった現在においても、その誇りと文化は失われておらず、伝統祭事の舞をどちらが奉納するかを巡って、ウェーニバル族とは今なお激しい対立関係にある。両者の仲は非常に険悪である。
オドリドリ族は「踊ること」をすべての価値観の中心に据える踊り至上主義とも言える一族。その掟やしきたりは極めて厳格であるが、それは長い歴史と伝統を守り続けるために欠かせない、大切な礎でもある。
特に得意な技:
・めざめるダンス
・てだすけ
・ぼうふう
・はねやすめ

基本どの技もそつなく使う事ができる。 パシオンがやる気を出せばの話ではあるが。

エスコーラとの関係:
最初の頃、どれだけ罵られても、うまく踊れる見込みがなくても、ひたむきに努力を続けるエスコーラのことを、パシオンは理解できなかった。 泣いてばかりで、怒ってばかりで、感情をぶつけ続ける彼女に、誰も手を差し伸べようとはしなかった。 そんな中、パシオンはふとした気まぐれと好奇心から、彼女に手を差し出した。
「ありがとう」と微笑みながらその手を取ったエスコーラを見た瞬間、パシオンの中で何かが変わった。 ——この子が、きっと自分の世界の中心になる。 そんな予感が胸を突いた。
彼女のそばにいたい。もっと知りたい。欲しい。 その気持ちは止まることなく膨れ上がり、いつしかパシオンは、エスコーラに恋をしていた。
たとえ踊りのレッスンや社交場に呼ばれても、やる気は湧かず、昼寝ばかり。 踊ろうとしても気持ちは乗らず、周囲からは「落ちこぼれ」と笑われる始末。 それでもパシオンは、エスコーラのそばにいることを選んだ。
敵対していた関係はやがて同士となり、やがて恋人へと変わっていく中、ある日パシオンは彼女に問いかけた。 「毎日、あんなに泣いて……辛くないのか?」と。
エスコーラは静かに答えた。 「辛いよ。とっても、辛い。」
その言葉には確かに苦しみがにじんでいたが、彼女の瞳には絶望の色はなかった。 ——だからこそ、頑張れる。そんな言葉が続くような光を宿していた。
だが、パシオンはその言葉の真意を理解することができなかった。 「辛いなら、俺が頂点に立って守ればいい」——それが、彼なりに考えた“守る”という形だった。
オドリドリもウェーニバルも、踊り子の一族では「もっとも踊りの才能ある者が頂点に立ち、一族の方針を決める」ことができる。 その仕組みを活かし、パシオンは当主となることを選んだ。 全ては、エスコーラのため。 自分が頂点に立てば、彼女を守れる。笑顔にできる。 ——そう信じて疑わなかった。
そして、当主就任の記念式典で、パシオンはエスコーラに求婚する決意を固める。
しかし、その選択は、努力と自立を重んじるエスコーラの心を深く傷つけてしまう。 「今まで踊れないフリをして、本当は私を馬鹿にしていたのではないか」 「私の努力を、上から見下していたのではないか」 「夢を諦めて、一族をただつなぐ事だけを考えろとでも言うのか」 そんな思いが、エスコーラの胸にあふれていく。
そして彼女は、パシオンの求婚を拒絶し、家を飛び出してしまう。
これが、エスコーラの物語——そして、パルデアの物語の始まりだった。
残されたパシオンは、すぐにでも彼女を追いかけたかった。 けれど、当主となった今、勝手に一族を離れることは許されなかった。 「戻れ」と、一族中の者たちが彼を止めにかかる。 エスコーラを想う気持ちと、背負った責任との狭間で、パシオンは立ち尽くすのだった。
名前の由来について:
スペイン語で情熱の意味「pasion」
イメージソング
sesame(kroi)


🕺関連人物(自宅):
最愛の恋人。 パシオンにとって、エスコーラはまさに“世界の中心”とも言える存在だった。
誰よりも近くで彼女を見つめ続け、理解しているつもりでいた。しかし、心から想っていたはずのその想いが、結果としてエスコーラを深く傷つけ、家出という選択をさせてしまう。
一人きりの旅を経て、エスコーラは自分の弱さを認め、誰かを頼ることの大切さを知っていく。そして物語が終わった後、彼女は自らの意志でしっかりと実家に戻ってくる。
かつては受け入れられなかったあの日のプロポーズ。だが今ならわかる。あのときのパシオンの言葉は、すべて自分を想ってのものだったのだと。
そうしてエスコーラは、改めてプロポーズを受け入れ、パシオンとの結婚を決意する。二人の物語は、ようやく真の「始まり」を迎える。





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