カタバミ(ガブリアス♂)
- 301milk
- 7月17日
- 読了時間: 12分

僕はカタバミ。種族はガブリアス。 普段は陸軍警察公安部隊に所属しています。 不慣れな部分もあるかと存じますが、よろしくお願いいたします。
🌙簡易説明+絵倉庫▼
🌙概要:
陸軍警察公安部隊所属
普段は内陸部で発生するさまざまな事件を追っている。 たまに空軍と仕事を共にすることもある。
バディであるクガ(オノノクス♂)とは常に行動を共にしており、息の合ったコンビである。
また、アズサ(カイリュー♂)とは軍学校時代の同期であり、当時から彼のことをよく知る人物のひとりでもある。
品行方正で優等生委員長タイプなカタバミと、人付き合いが苦手で孤立しがちなアズサの相性は当時から悪かった様子。
大人になった今でもアズサからは苦手意識を持たれており、会話はできるようにはなったがどうにも距離は埋まらない。
見た目は少々怖い印象を与えるが、性格は物腰柔らかで紳士的。 冗談を言って場を和ませることも多く、笑顔が「意外と可愛い」と評判。責任感が強く、周囲からの信頼も厚いため、学生時代はクラス委員長や生徒会長を務めるなど、文武両道な優等生タイプ。 根っからの光属性ではあるのだが、他人を嫌う・嫌悪感を抱くという感情がどこか欠落してしまっており、いまいち共感性が低い時もある。
かつて“親友”と呼べるほどに大切に思っていた幼馴染がいたカタバミ。しかし、その幼馴染はある日突然、行方不明になってしまう。
それからというもの、カタバミは必死に彼の行方を探し続けていた。だが、再び現れた幼馴染は記憶を操作された状態で、自分たちの故郷を襲撃。カタバミの目の前で、妹や両親を含む村の人々すべてを惨殺した。
その襲撃の際、カタバミ自身もツノの片方を折られ、身体的にも深い傷を負うこととなった。何より、妹を守りたいと願いながらも、恐怖と躊躇で身体を動かせなかった自分への後悔が、今も心に深く残っている。
生き残ったのはカタバミただ一人。以来、数ヶ月に一度は故郷の跡地を訪れ、妹と同じ名前の花であるキキョウを手向けて祈りを捧げている。
表向きには政界進出した家族を護るためと銘打っているが、本当の理由は幼馴染を探し出すため。そして自分のように理不尽な悲しみを背負う者を少しでも減らすために、カタバミは軍警察の道を選んだ。
穏やかな物腰の裏には、静かに燃える復讐心と深い闇を抱えている。表向きは成績優秀で信頼される優等生だが、その裏の顔は復讐に生きる“追跡者”。二面性を持つ、影と光を併せ持った存在である。
🌙プロフィール:
名前 | カタバミ(ガブリアス♂) |
一人称 | 「僕」「自分」 |
出身地 | キタカミの里近郊にあった竜の里 |
身長 | 181cm |
誕生日 | 5月生まれ(牡牛座:AB型) |
性格 | おだやか |
個性 | ちのけがおおい |
特性 | さめはだ |
趣味 | ・植物栽培・温泉巡り |
好き | ・故郷の温泉・家族/幼馴染・彼氏・妹からもらったペンダント・キキョウの花 |
嫌い | ・家族と故郷を奪った存在…そしてそんな存在を作った連中・動物(嫌いというか、怖がられてしまうので悩んでいる)・寒いところ/冬・血を彷彿とさせる赤色/夕焼け空 |
特技 | 友達作り |
呼び名 | ・カタバミ/カタバミさん/カタバミくん・バミ/バミくん・委員長 |
🌙性格:

ワイルドでコワモテな見た目とは裏腹に、物腰は柔らかく、謙虚で丁寧。穏やかな性格の持ち主。 かつて妹がいたこともあり、世話焼きで面倒見がよく、同期はもちろん、先輩や上司からも慕われている。 孤立しがちな人物にも分け隔てなく接し、「良かれ」と思って積極的に手を差し伸べるタイプ。 ただし相手によっては、それが裏目に出ることもあり…本人はそれにまったく気づいていない(天然であり、悪気も一切ない)。 根は明るく光属性な人物だが、どこか「何かが欠けている」ような印象を与える一面もある。 その理由は、幼少期に敬愛していた幼馴染の手によって目の前で家族を惨殺されたという、壮絶な過去にある。 以降、心の底から笑えなくなってしまい、周囲には笑顔を見せるものの、それが「作り笑い」であることをアズサには見抜かれている。 そのため、アズサからはどこか苦手意識を抱かれているようだ。 天涯孤独となった後は、イッシュ地方の政治家の家に引き取られ、義理の兄を守るために軍警察に入隊。 入隊後は各地の事件を追う傍ら、かつて自らが生まれ育ったキタカミの里近郊の「竜の里襲撃事件」の真相を探るため、密かに調査を続けているという。 目の前で家族が殺された時に見た血の色がトラウマで、赤色が苦手。 故に夕焼けや、アズサの目の色もあまり好きじゃなかったりする。 アズサと話すときはあまり目を合わせてくれないので、尚更不信感を募らせまくり。
元は方言っ子(大分弁)だが、里親が裕福かつ厳格な人だったので標準語に改められてしまった。 故郷にいた証を消したくないと思っているので、日々忘れないように里親に隠れて方言で話すようにしている。
ガブリアス族らしく、鱗には薬としての効力があるようで、任務で傷ついた職場仲間に飲ませ回復させる事もある
🌙気になる人向け:
フカマル/ガバイト/ガブリアス族について:
元は暖かい地方に住んでいた一族。かつて訳あってヒスイ地方に渡った一部の者たちが現地に根を下ろし、やがて権力を持つようになった。
以降、シンオウ地方ではその末裔が現在でも最も多い人口を占める一族として知られている。
時代の流れとともに、さらに各地へと旅立っていき、カタバミの先祖もキタカミの里近郊へと移住してきた過去を持つ。
キタカミ、そしてパルデアから流れてきたドラゴンタイプの一族と手を取り合い、共に隠れ里を築き上げてきた歴史がある。
先祖は地熱を求めて洞窟などの暗所を好んで暮らしていたとされ、その影響か、現在でも暗い場所で活発になる傾向がある。暗闇の中でも視力が落ちない特有の目を持つのが特徴。
この一族には「鱗がある者」と「鱗がない者」の両方が存在する。
かつては鱗を持って生まれることが誇りであるとされていた。理由として、その鱗には強力な治癒力があると信じられてきた為である。薬の材料にするため生きたまま殺されるという痛ましい過去もあった。
その影響により、現在では鱗を持たない遺伝子の方が主流となり、鱗なしで生まれることが一般的となっている。
また、この一族には宝石などの美しく光るものを集めたがる習性が強く残っており、カタバミ自身も、恋人であるホウジュくん(後述)の「宝石のように輝く瞳」をとても気に入っている。
特に得意な技:
・ドラゴンダイブ
・すなあらし
・すなじごく
・りゅうせいぐん
すなあらしやすなじごくでサポートしつつ犯人逮捕している。
ですがクガは、すなあらしは便利だけどダメージを負っちゃうのであんま使わないでほしい〜と内心思っていたり…
過去について:(ぜよさん宅ホウジュくんのお名前出してます!)
幼馴染は、竜の里の次期里長候補であるホウジュという名前の少年でした。(以下敬称略)
いつもオドオドしていて心配性、自分に自信のないカタバミは、そんなホウジュの後ろをひっついて歩いたり、何かを決める時は都度アドバイスをもらっていました。
頼りになる幼馴染――ホウジュのことを、カタバミは心から大好きでした。
ある日、カタバミの母が妊娠し、妹が生まれることになります。
「よかったね!」と笑顔で言ってくれるホウジュとは対照的に、カタバミはいつも通り自信がありません。
もし嫌われたらどうしよう。守れなかったらどうしよう。
ガバイトに進化したことで掌に鱗が生えてしまったカタバミは、妹と手を繋いだら怪我をさせてしまうのではと怯えています。
そんな不安なカタバミに、ホウジュは変わらず優しく励まし続けてくれました。
「妹と遊ぶの楽しみだね。三人でいろんなところに行こう。
鱗のこと、一緒に考えよう。手袋をしてみたらどうかな。きっとそれなら傷つけずに手を繋げるよ。」
そう言って、実際に手を繋いでくれたホウジュの笑顔――そして宝石のように澄んだ緑の瞳は、カタバミの心に強く焼きつきました。
彼がいれば、自分はどこまでも行ける。そんな気がして、勇気をもらいながら、妹の誕生を心待ちにしていたのです。
――しかし、妹が生まれる前日、ホウジュはいきなり姿を消してしまいます。
時が流れ、妹が生まれてから季節は何度も巡り、カタバミは11歳になっていました。
ホウジュの言葉どおり、毎日手袋をつけながら妹と手を繋ぎ、平穏な日々を過ごしていました。
いなくなったホウジュを心配し、探しながらも、どこかで戻ってくると信じて――
そしてある日、突然行方不明だったホウジュが帰ってきます。
嬉しさのあまり駆け寄るカタバミ。しかし、ホウジュの様子は明らかにおかしかった。
カタバミの呼びかけも届かず、まるで記憶を失っているかのように突き放したかと思うと、突如として里を襲撃し始めたのです。
――里は、数時間で火の海に。
それは、炎の赤、血の赤、夕焼けの赤……さまざまな「赤」に染まった夕暮れでした。
そして、ホウジュはカタバミの目の前で、彼女の妹を殺しました。その際、カタバミのツノの片方も折られてしまいます。
動けないまま、果てた妹を抱きしめることしかできないカタバミ。
「今度は自分が殺される」と覚悟したそのとき――ホウジュは急に苦しみ出し、そのまま姿を消しました。
「……赤、嫌いだなあ」
やっとのことで、口に出せた言葉でした。
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