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Image by Milad Fakurian

ふよう(ヒスイヌメイル♀)

  • 301milk
  • 2024年4月10日
  • 読了時間: 8分

更新日:4月19日


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私はふよう。しゃな。今日はどんなお話を私にしてくださるの?


🐌簡易説明と絵倉庫▼



🐌概要:


ヒスイを統治する五護族のうちの一つ、モコリリ族(アイヌでカタツムリの意味。現代でいう所のヌメルゴン族)の本家の娘。
幼い頃から一族の血を繋ぐ胎盤として扱われ続けた。
手と視力を奪われ、意思を持たないよう洗脳教育を施され、それが当たり前だと思って生きてきた。
だがある時おかしいと気づいてしまった。
護衛として連れてこられたしゃなに会い、彼女に光を見、愛を知ってしまったから。


🐌プロフィール:

名前
ふよう(ヒスイヌメイル♀)
一人称
出身地
ヒスイ地方紅蓮の湿地付近
身長
132cm
誕生日
6月生まれ(双子座:A型)
性格
ひかえめ
個性
物音に敏感
特性
そうしょく
趣味
特に無し
好き
しゃな/しゃなのお花の香り/しゃなが話してくれる外の世界のお話
嫌い
お日様(肌が荒れるので)/約束を守れない人/男性
特技
しゃなのお花の香りがすくわかる
呼び名
ふよう様/ふようちゃん/姫様


🐌性格:

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幼い頃から洗脳教育を受け続けた結果、自らの意思は薄弱で何をしたいと言い出すこともない。
ずっと家に監禁されて過ごしてきた為、外の事は何も知らない。
視力と手を奪われている為、誰かの世話を受け続けなければ生きていけない体になってしまった。
しかししゃなと出会ってからは彼女が話す話に次第に興味を持つようになっていく。
外の世界やいろんな人々の事、温かいお日様という存在、綺麗は花畑…
ふようの扱いに憤慨したしゃなによって手を引かれ逃避行を決行。
連れられた時、「嬉しい」とふようは思ってしまった。
話してくれたものをもっと見たい・知りたいとも思った。感情の芽生えだった。
ふようにとってはしゃなが世界の全てで、何よりも大切な人だった。

表情は常に微笑んでいる。
ヒスイヌメルゴン族を発展させた初代芙蓉が常に笑顔を見せる慈母のような存在だったと伝わっている為、歴代産まれる本家の姫君は初代のようで在れと習った為である。


🐌ヒスイ編の物語:ふようの業

⚠️結構長いです!
幼い頃から子を産む道具として扱われ続けてきたふようを見、護衛だったしゃなは激昂。
二人で逃げ出そう、自由になろう、一緒に花畑を見に行こう。と手を伸ばされた。
しゃなとならどこまでもいける気がする。
ふようはそんな彼女の手をとった。

しゃなとの逃避行の最中、ヌメルゴン族から「消えた姫を探し出して欲しい。」という依頼を受けた浄火師二人組、ういとはくじゅ(ヒスイゾロアーク♂)と出会う。
進化の兆候が現れ、体調不良気味だったふようは、洞窟の中に避難。
薬師としても知識を持つういが作る薬で事なきを得る。
ういと話す時はとても心地が良く、ふようにとって生まれて初めて友達ができた瞬間だった。
一方で治療をしている最中、しゃなとはくじゅは互いの腹を探り合っていた。
「姫を道具として扱い続ける一族を許せない。姫と共に自由を手にいれたい」シャナと、
「どんな形であれ、血を繋いでヒスイの文化を絶やさない事が大事」と思うはくじゅの間で意見の相違が起こる。
二人は戦闘に発展してしまう。
昔から耳がいいふようは、しゃなに何かあったのだと察し、ういに頼み込んでまだ完治していない体を引きずって彼女の元に向かい外に出た。
その時雨が降っていた。
雨の恵みを受け、ふようはヒスイヌメルゴンに進化した。
進化をした事で竜が持つ再生する力が働き、視力が回復。
しゃなの姿を初めて見た。しかし最愛の相手は時空の歪みに巻き込まれ、消えてしまった。
手を伸ばそうとしたが、ふようには手がない。
その手は届かず、はくじゅと共にしゃなはどこかへ消えてしまった。
呆然とするういとふよう。
ヌメルゴン一族のものが、そんな二人を見つけ、捕らえた。
ふようは再び、胎盤としての役割を果たすこととなった。

---

ヌメルゴン族の屋敷にて捕まるうい
行方不明となったはくじゅとしゃなを早急に探し出したいと思い脱獄を図ろうとするも上手くはいかない。
そんな彼の元に、ふようが現れた。
ヌメルゴンに進化し、視力が回復し、意思が芽生えたふように迷いはなかった。
「薬で治療をしてくれた恩があるから。」とふようは言いながら、ういが閉じ込められていた牢の鍵を自身の技で溶かした。
共に逃げようとういはふようの手を引こうとするも、ふようは拒絶。
「貴方じゃないの。私の手を引いていいのは、貴方じゃない。」
ういとの友情よりも、しゃなへの愛・しゃながくれる自由を諦めきれないふようの姿があった。
ういは何も言えず、手を引くのをやめ、一人出て行った。
微笑む裏で、ふようの心は絶望に沈み切っていた。

胎盤としての役割をこなしていく中である日自分が孕っている事に気づく。
この間だけは、毎晩誰かの相手をすることもない。
不自由だが自由な時間が出来た事で、ふようはある事を思いつく。
そして霊界の布を家のものに調達するよう頼んだ。
手がないふようは、口と足を利用して、不格好ながらも死装束となるドレスを霊界の布で作り上げた。
ある月夜の晩、ふようはドレスを纏いながら家を出た。
そしてそれを纏いながら、生まれ変われる事を信じて入水した。
最愛の人の事を覚えてますように・また会えますように…そう、願いながら。

腹の子も死んだ。ふようが消えた事で一族は徐々に崩壊をし始め、現代にヒスイヌメルゴンの一族は残らず、シンオウ地方ではガブリアスの一族が台頭するようになった。
ふようが背負った罪。消えることのない咎。

---

霊界の布を纏って死んだ事で、前世の記憶だけでなく性格まで宿しふようは生まれ変わってしまった。
その姿がロト(★ヌメルゴン♂)
しゃなが嫌う男性として生を受けてしまった事。
愛情深い両親に育てられ、ロトという名をもらいながらも中身はふよう…この愛を素直に受け取る事もできない。
ロトが顔を白く塗り続けるのは、かつてふようだった頃の白い肌を再現しているから。
その姿がピエロ、道化のようだと誰かは言う。
「私にぴったりですね…」ロトは自虐のように笑う。
せめて大人しく目立たないように過ごそう…と思っていたロトだったが、ある時最愛の人と再会してしまった。
シャナを守りたい一心で、衝動で人を半殺しにしてしまった。
今度は守られる弱い自分ではなく、守る存在になりたい…。
強さを手にいれる為、マフィアからのスカウトを承諾した。
両親は、生まれて初めてロトが見せた意思を尊重したいと言ってくれた。
ロトシャナを守る為、仕事の時以外は監禁した。
ふよう時代、閉じ込められた生活をし続けてきたので、そのやり方しか知らなかったからだ。
前世からの記憶を引きずり続け、さらに愛する人にもかつての地獄のような不自由を課してしまう。

これがロトの業。ふようの業。消えることのない巡り巡った宿命。


🐌気になる人向け:

ヌメラ/ヌメイル/ヌメルゴン(ヒスイ)族について:
ヒスイ地方に在住していた一族。
ヒスイを統治し、他地方との外交などを担当していた五護族のうちの一つだった。
ガブリアス族が別地方からやって来てから淘汰され始めその数は徐々に減少していくことになる。
それに焦りを感じた一族の者たちは、どんな手を使ってでも生き残る選択肢を取る。
本家に女の子に産まれると必ず「ふよう」という名をつけ、子供を産ませる為の存在として育てる規則があった。
「ふよう」とは、一族を発展させた慈母「芙蓉」にちなんでいるらしい。
芙蓉のようであれと強要されてきた歴代ふよう達は、自らの意思はなく一族のために子を産み微笑み続ける…そのように教育されてきた。

凝り固まった掟に縛られ続けて来た一族は、最後のふようの死によって崩壊してしまった。
現代のシンオウ地方には、ヌメルゴン族は誰一人として残っていない。

寂しがりで誰かに依存したがりな性質の者が多いらしい。
涙や汗はぬるっとしている。
本来は進化をする過程で目が退化してしまったり、生まれてきた時最弱のドラゴンを言われる程か弱い存在である為、仲間内でのフォローをしっかりと行うなど身内愛は強く結束力もある。

特に得意な技:
・のろい
・アシッドボム

技は覚える必要がなかったため全く覚えてません

名前の由来について:
芙蓉のお花から。
花言葉は「繊細な美」「しとやかな恋人」。
初代にちなんで本家の姫君は歴代このお名前がつけられます。
デザインについて:
デザインコンセプトは姫様!って感じのデザイン
とにかく可愛くなれ!と思いながら練った結果装飾もりもりになりました。
マリ(オリーニョ♀)の進化後の姿と似た雰囲気になるようにもしています。

イメージソング:
貴方に出会わなければ〜夏雪冬花〜(Aimer) 邂逅(BUMP OF CHICKEN)
イメージボイス:
小倉唯さん


🐌関連人物(自宅):

いろんな事を教えてくれた最愛の人。
シャナが護衛として来てから、ふようの暮らしは明るくなっていった。
ずっとそばにいてほしかった。
それなのに。
生まれて初めて出来た対等な友達。
進化しかけの体で無理して外に出た結果、体調不良になっていたふようを治療してくれた恩人でもある。
ういが話す言葉はシャナとは違った意味で聴き心地がよく、出会い方さえ違っていれば仲睦まじく友人関係を続ける事もできたかもしれない…。




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